県民共済のメリットデメリット(保険の賢い選び方)

県民共済の割戻金とは

県民共済の割戻金とは

県民共済(都道府県民共済)では、毎年決算を行い、加入者から集めた掛け金から、支払った共済金と共済事業を営むために必要な経費等を差し引いた剰余金(=あまったお金)を加入者に還元しています。これが「割戻金」です。

 

割戻金を受け取るのに特別な手続きは入りません。

 

県民共済(都道府県民共済)の割戻金は、前年 4 月から今年 3 月までの保障分として払い込まれた掛金に割戻率を掛けて算出し、 8 月上旬に掛金振替指定口座に振り込まれます。

 

割戻金の還元率は、各共済の共済金の支払いや運営によって異なりますが、20%〜35%くらいが還元されています。(2014年現在)

 

 

割戻金でさらにお得

県民共済はもともと掛け金が割安ですが、割戻金の還元で、年間の保険料は更に低くおさえられます

 

私の加入している福岡県民共済は今年の割戻し利率が28.85%だったので、8月のはじめに6824円が口座に振り込まれます。
2000円×12ヶ月×28.85%=6924円

 

割戻金を差し引くとひと月当たりの保険料は1423円。
民間保険の総合保障(入院・事故・死亡)ではこのコストパフォーマンスはなかなか見つからないでしょう。

 

現役世代に対して県民共済の保障内容メリットが多く最強ですが、65歳以降のリスクがあることを理解しておきましょう。65歳からは「熟年型(シニア型)」に移行されますが、現役時の保障に比べると極端に悪く、85歳で終了してしまうからです。

 

リタイア後に備え、私は県民共済の「総合保障2型+入院保障2型」に加え、アフラックの終身医療保険「EVER」にも加入しています。

 

アフラックの終身医療保険「EVER」は入院給付金と手術のみで、死亡保障もありませんし掛け捨てですが、高齢になって病気をしたときに備えて加入を決めました。

 

県民共済は民間の医療保険を補強するという位置づけで考えておかれた方がよいでしょう。

 

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